2009.8.23 エディンバラ

昨日の夜、ロンドンから夜行バスでスコットランドにあるエディンバラにやってきた。

朝、エディンバラのバスターミナルに到着し、街へ出ると、本当に驚いてしまった。 ロンドンとは別世界である。

素晴らしく重厚な建築物が立ち並び、まるで中世の街にタイムスリップしたかのようだった。

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写真片側には海が見え、もう片方には崖の上に雄大なエディンバラ城が見えた。 街はオールドタウンと、ニュータウンに別れ、オールドタウンは中世の町並みそのものである。

エディンバラ。 かつてのスコットランド王国の首都で、現在でもイギリス有数の産業都市である。

その歴史は古く、6世紀にはピクト人が移り住み、11世紀にスコットランド王マルコム三世が城を立て、18世紀にグレートブリテインとして、スコットランドがイングランドとの連合国になるまで、スコットランドの首都として栄えた。

エディンバラ城に到着し、入場料を尋ねると13ポンド(約2000円)、あまりにも高いので、少し躊躇したが、この街一番の見所であるエディンバラ城はどうしても外せなかった。 チケットを購入し、オーディオガイド(3.5ポンド)を借り、中へ入るとそこはもう映画の世界だった。

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強固で巨大な城門を区切りぬけると、現代のものは一切ない。 そして宮殿には日本の三種の神器に相当するスコットランドの誉れ、王冠、剣、杖が展示してあった。

そして何よりもスコットランド人にとって大切なのが、隣にある枕ほどの大きさの石だそうである。

この石は非常に歴史が古く、代々スコットランド王が王位継承の儀式の際に使われた石だそうである。

城の上のほうからはエディンバラの街が隅々まで見渡せる。 この地域で幾度となく起きた戦乱。

イングランド人にとってはこの城は敵の総本山、スコットランド人にとってはどうしても守り抜かねばならない最後の砦。

この城を人々がどういう目で見ていたかを考えると感慨深いものがある。

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エディンバラ城を出ると、大きなまっすぐな道が伸び、その周りにレストランや、ハブ、お店がたくさん並んでいた。

そして通りには、多くの大道芸人や芸術家がパフォーマンスを行い、いたるところで人だかりができた。

今、エディンバラではヨーロッパ有数の芸術祭である、国際フェスティバルが開かれ、街中でさまざまなイベントが実施されているのである。

中でも有名なのはエディンバラ城前の広場で開かれるミリタリータトゥーと呼ばれる軍事パレード。

あいにく今日はお休みだったが、会場となる広場には立派な観客席が設置されていた。

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夕方からは雨が降り始め、食事をとった後、再度バスターミナルへと向かった。

今日はまた夜行バスに乗って、ロンドンに帰るのである。 ハードなスケジュールだったがこれて本当によかった。