2009.9.17 オランダ旅行(ハーレム)
今日はアムステルダム近郊の街、ハーレムへと行って来た。
ハーレム。 アムステルダムより西へ20km北海沿岸の街である。
ニューヨークにあるハーレムも、もとはオランダの入植者がつけた名前である。
街の中心には教会があり、5000本ものパイプを持つ、世界でも有数のパイプオルガンがある。
電車にのること10分。 ハーレム駅へと到着した。
そこからしばらく歩き、教会へと向かった。 教会の前には広場があり、路上に小さな噴水があって、市民の憩いの場になっていた。
教会に入ると、とても驚いてしまった。 大きな教会の天井まで届くほどの高さで、ゆうに30メートルはあるように見えた。
どんな音がするのだろう。 興味を抱かずにはいられなかった。
パイプオルガンの前の長いすに座ること30分、ずっとパイプオルガンに見とれていた。
すると突然、音が鳴り出した。 おそらく調律のためだと思われるが、本格的な演奏だった。
曲はバッハの有名な「トッカータとフーガ ニ短調」である。
鳥肌が立った。 教会内に大音量が充満し、音を耳というより、肌で感じるようだった。
ほんの十数分のわずかな時間だったが、感動的な演奏だった。 これだけでハーレムに来たかいがあった。
演奏終了後、教会をくまなく回り、アムステルダムへと帰ってきた。
素晴らしい小旅行だった。